相続税の相談、遺産相続の相談は相続税専門の長嶋佳明税理士事務所へ。兵庫県芦屋市・西宮市・神戸市に対応しています。

先日、次のような遺産相続に関するご相談がありましたのでご紹介します。
なお、家族構成などその他の内容について、実際のものに修正を加えています。

【ご相談内容】

将来的な相続のことについて質問させてください。
将来、相続があったとき、相続税を払うことになりそうです。

相続財産になりそうなものを調べてみると、預貯金があまり多くありません。
相続税が高額になることが予想されるので、相続する預貯金と私（ご相談者Aさん）が持っている預貯金を合わせても相続税を払えない可能性があります。
もし、母から相続税を払ってもらうとすれば、税務署はそのことについて調べたりするのでしょうか？

【相続税のお金の出所は聞かれることもあります】

相続税の税務調査などで、相続税を払うためのお金の出所を聞かれることは十分に考えられます。

【相続税を払うためのお金を贈与と言われることも】

相続した金融資産（預貯金・有価証券などすぐに換金できるもの）や、相続人自身の財産の状況からみて、相続税を払えそうにないと判断されますと「相続税を払うためのお金を贈与された」と言われかねません。
こうなりますと、贈与税が課税されることもあります。
お金の出所をしっかりと説明できる状態にしておかれることをお勧めします。

仮に、お母様が相続税を払われるのでしたら、「お金を借りたという契約書（金銭消費貸借契約書）」を作成し、実際に返済していくなどの対応を考える必要があるかと思います。