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ＦＸの儲けを申告しなかったことによる刑事告発のニュースが流れました。

脱税の額が1億円を超えると、刑事告発されることが多いようです。

この刑事告発は単なる税務調査ではなく、刑事罰となり、れっきとした犯罪です。

このように刑事告発されることは全国でも多くはありませんが、必ず新聞に掲載されます。

この刑事告発をすることは、ある意味「みせしめ」です。

みなさん、ちゃんと申告してくださいねと・・・

【ＦＸの儲けは申告しないといけないの？】

ＦＸの儲けは、個人の儲けです。

個人の儲けには、所得税がかかります。

もちろんのこと、所得税の確定申告をする必要があります。

【刑事告発されたらどうなるの？】

悪質な脱税と判断されれば、5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科されます。

【脱税には罰金がかかります】

脱税すれば、罰金がかかります。

今回のケースでいきますと、

（1）脱税額→2億5000万円

（2）追徴税の総額→3億3000万円

どれくらいの罰金がかかっているのかというと、

3億3000万円÷2億5000万円＝1.32倍

単純に30％の罰金がかかっていることになります。

【ＦＸの確定申告についての今後の動き】

11/26の私のブログ記事には、ＦＸの今後の動きについてのお話があります。

そちらを参考にしていただけたらと思います。

11/26ブログ記事はコチラです。

↓

遺産相続税相談室｜長嶋佳明税理士事務所｜ＦＸの税金取立て強化へ

（日本経済新聞12/27）
ＦＸ所得、親子で２億5000万円脱税──大阪国税局、容疑で告発

外国為替証拠金取引（ＦＸ）で得た約7億1000万円を隠し、所得税約2億5000万円を脱税したとして、大阪国税局が高野美代子・元西宮市職員
（33）＝今年5月に退職＝と両親の中条千寿（64）、友子（63）夫婦の計3人を所得税法違反容疑で神戸地検に告発していたことが26日、分かった。
重加算税を含めた追徴税額は総額約3億3000万円で、3人はそれぞれ修正申告した。

関係者によると、父親の勧めで高野元職員ら3人は2002年から、店頭金融先物取引会社を通じてＦＸ取引を開始。高野元職員は04年と05年で約2億2000万円、中条夫婦は05年までの3年間で計約5億円の運用益がありながら、大半を除外して申告していた。

中条夫婦は西宮市で営んでいた酒店を04年に廃業しており、「生活費や蓄えが欲しかった。ゲーム感覚で取引を行うようになり、申告に対する認識が弱くなっていた」と話しているという。

高野元職員は「私だけが申告すると父母が申告していないことがばれると思った」などと話しているという。